蜂須賀五郎

人生を変える体験方ブログ。でも無理はしません。

怖がりでも楽しめる怖い話~アメリカの地下鉄で~

ある男性がアメリカへ出張へ行った時の話だ。男性は出張先で仕事を終えて、夜ホテルのバイキングで食事をしていると突然、「こんにちわ!日本人ですよね?」と一人の女性に話しかけられた。その女性はジャーナリストをしているそうで仕事の都合で現在はアメリカに滞在中らしい。男性はアメリカで一人で心細いこともあり、一緒に食事をすることにした。女性とはすぐに打ち解けることができ、楽しく話をしながら食事をすることができた。食事を終えて雑談を楽しんでいると、女性は「そういえばねー」と思い出したようにあることを話し出した。「先週の夜、こんな事件があったのよ」と

 

先週の夜、女性はある場所へと仕事で向かうために地下鉄に乗ったらしい。車内にはほとんど人気はなく、自分が座った席の向かい側に男が二人とその男達に挟まれる形で女が一人座って眠っていたくらい。女性はそのまましばらくぼーっと、反対側の窓に映る自分を眺めながら電車に揺られていた。しばらくしてある駅に電車が停車した時、汚らしい服を着た、ホームレスだと思える中年の小太りの男が乗り込んできて隣にドカッと座った。女性は「うっわー最悪・・・」と思いながらも、席を外すのは失礼だし、少しの辛抱だからと耐えることにした。すると、突然事件は起きた。次の駅で電車が停車、扉が開いたのと同時に、ホームレスの男がいきなり袖をすごい勢いでつかんできたのだ。その男は「だまってこっちにこい!」とものすごい形相で怒鳴りながらホームまで引きずっていく。結局、ホームまで引きずりだされた挙句、無常にも電車は何事もなかったかのように出発していしまった。女性はその時「あ、私死ぬかもしれない」と思ったそうだ。だが、少し様子がおかしかった。そのホームレスは女性に何もする様子もなく、いきなりを説教をしはじめたのだ。「お前馬鹿じゃねえのか!?」と。女性は突然の出来事で気が動転していたが、「どういうこと?」と気持ちを必死に抑えて聞いてみた。男性は「目の前に座っていた三人組の真ん中の女いるだろ?」と人を無視するように訴えてる口調で言った。女性は深呼吸をして落ち着きを戻しながら「その女性がどうしたの?」と聞いた。すると男性は「お前気づいてなかったのかよ!?あの女死んでたじゃねーかよ!」と衝撃的なことを口にした。「え!?・・・」と絶句し、しばらく動けなかったそうだ。「あのまま乗ってたらお前一緒に埋められてたぞ!」と文句をいいながら男はそのままどこかへ行ってしまったらしい。

「こんなことがあったんだよねー、びっくりでしょ?」と女性は笑いながら思い出話のように話してくれた。自分が経験したらトラウマになっていることだろう。